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SKILL.md と AGENTS.md の違い:それぞれに何を書くか
AGENTS.md と SKILL.md は役割が違います。AGENTS.md は、コーディングエージェントが毎回のセッションの最初に読む、リポジトリの常設の指示です。ビルドとテストのしかた、プロジェクトの規約、「いつも X をする」というルールを書きます。SKILL.md は、リリースノートを書く、マイグレーションをレビューするといった 1 つの作業の手順で、エージェントは依頼がその説明に合ったときだけ読み込みます。毎回のセッションに必要なことは AGENTS.md に置き、何段階もある手順はそれぞれ別のスキルに移します。そうすれば常に読まれるファイルは短いままで、手順は使うときだけ読み込まれます。
要点
- AGENTS.md:毎回のセッションの事実とルール。リポジトリのルートに置く。
- SKILL.md:1 つの作業の手順。その作業のときに読み込まれる。
- Claude Code は、CLAUDE.md がないとき、またはインポートで AGENTS.md を読む。
- 目安:手順ならスキル。
並べて比べる
| AGENTS.md | SKILL.md | |
|---|---|---|
| 書くこと | ビルドとテストのコマンド、規約、プロジェクトの構成 | 1 つの作業の手順、テンプレート、例 |
| 読まれるとき | 作業の前、毎回のセッション | 依頼が説明に合ったとき、または名前で呼んだとき |
| 置き場所 | リポジトリのルート。サブプロジェクトには入れ子のファイル、いちばん近いものが優先 | .claude/skills/<名前>/ や Codex のスキルの場所など、スキルのフォルダ |
| 形式 | ふつうの Markdown。必須の項目はない | name と description のフロントマター、そのあとに指示 |
| 大きさ | Codex は既定で 32 KiB に達するとファイルの追加をやめる | Claude Code は 500 行未満を勧め、参考資料は横のファイルに |
agents.md、Codex と Claude Code のドキュメント、Agent Skills の仕様(2026 年 11 月 5 日に確認)にもとづきます。
例:ふくらんだ 1 ファイルを分ける
架空の例です。9 人のプロダクトチームの AGENTS.md が 400 行にふくらんでいました。テストのコマンドと命名規則に加えて、リリースノートの 120 行の手順と、データベースのマイグレーションの 90 行のチェックリストが入っていたのです。エージェントは、リリースとは関係のない多くの作業でも、毎回これを全部読んでいました。
- AGENTS.md に残した(60 行):ビルドとテストのコマンド、フォルダの構成、命名規則、「秘密情報はコミットしない」。
- リリースノートのスキルに移した:手順。説明は「リリースノートや顧客向けの変更履歴を頼まれたときに使う」。
- マイグレーションのレビューのスキルに移した:チェックリスト。説明は「データベースのマイグレーションを追加・変更する変更のときに使う」。
チームで Claude Code を使う人は、CLAUDE.md に @AGENTS.md の 1 行を足し、どちらのツールも同じ常設のルールを読むようにしました。いまは毎回のセッションが 60 行で始まり、2 つの手順は頼まれたときだけ読み込まれます。
自分のファイルを分ける
- AGENTS.md を読み、各節に「どの作業でも」か「1 つの作業」かの印をつける。
- 「どの作業でも」の節は短く保つ:コマンド、規約、構成、絶対のルール。
- 「1 つの作業」の節は、それぞれスキルにする。名前と「〜のときに使う」の説明をつける。
- チームで両方のツールを使うなら、CLAUDE.md のインポートで Claude Code にも AGENTS.md を読ませる。
- 試す:それぞれの作業をふつうの言葉で頼み、正しいスキルが読み込まれるかを確かめる。
次の一歩:スキルを共有する
1 つのリポジトリのスキルは、そこで作業する人にしか届きません。チーム全体が複数のリポジトリやツールで使うスキルは、GitHub で Claude スキルを共有するとClaude Code、Codex、Cursor、OpenCode でスキルをそろえるを参照してください。
このテーマに使えるスキル
よくある質問
SKILL.md と AGENTS.md の違いは?
AGENTS.md は、リポジトリでコーディングエージェントが毎回のセッションの最初に読む常設の指示です。ビルドやテストのしかた、プロジェクトの規約を書きます。SKILL.md はリリースノートを書くといった 1 つの作業の手順で、依頼がその説明に合ったときだけ読み込まれます。毎回必要な事実は AGENTS.md に、1 つの作業の手順はスキルに書きます。
Claude Code は AGENTS.md を読む?
読みます。Claude Code のドキュメントによると、作業ディレクトリかその上に CLAUDE.md がないとき、リポジトリの AGENTS.md をプロジェクトの指示として読みます。CLAUDE.md から AGENTS.md をインポートすれば、両方のツールで 1 つのファイルを共有できます。
スキルで AGENTS.md を置き換えられる?
できません。スキルはその作業のときにしか読み込まれないので、テストのコマンドや命名規則のように毎回守るべきルールが抜けてしまいます。そうしたルールは AGENTS.md に残し、手順が何段階もあるものだけをスキルに移します。
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出典
- AGENTS.md — コーディングエージェント向けの公開フォーマット。リポジトリのルートに置くエージェント向けの README で、サブプロジェクトには入れ子のファイル、いちばん近いファイルが優先。Codex、Cursor、Gemini CLI、GitHub Copilot のコーディングエージェントなどが読む (閲覧 2026-11-05)
- Codex のドキュメント:AGENTS.md — 作業の前に読む。~/.codex のグローバルなファイルと、ルートから下へのプロジェクトのファイル。合計サイズは既定で 32 KiB まで (閲覧 2026-11-05)
- Claude Code のドキュメント:How Claude remembers your project — CLAUDE.md は毎回のセッションで読まれる。CLAUDE.md がないときは AGENTS.md を読み、インポートでも読める。複数の手順はスキルに (閲覧 2026-11-05)
- Claude Code のドキュメント:Skills — 依頼が説明に合ったとき、または /名前 で読み込まれる (閲覧 2026-11-05)
- Agent Skills の仕様 — SKILL.md を入れたフォルダ。name、description、指示 (閲覧 2026-11-05)
- ChatGPT のドキュメント:Build skills — Codex のスキルはリポジトリ、$HOME/.agents/skills、管理者の場所に置く (閲覧 2026-11-05)