ガイド
Codex でスキルを使う方法:スキルの置き場所と呼び出し方
Codex がスキルを読むのは、$HOME/.agents/skills(自分用。どのリポジトリでも使える)と、リポジトリの .agents/skills(起動したフォルダーからルートまで探す)で、スキルは中に SKILL.md があるフォルダーです。呼び出すには、Codex CLI か IDE 拡張で $ とスキル名を書くか /skills を実行します。頼んだ内容がスキルの説明に合えば、Codex が自分で選ぶこともあります。置くのは .codex ではなく .agents で、~/.codex は Codex の設定の置き場です。
要点
- 自分用:
$HOME/.agents/skills/<skill-name>/SKILL.md - リポジトリ用:
.agents/skills/<skill-name>/SKILL.md - 呼び出し:
$skill-name、または/skillsから選ぶ。 - Codex に選ばせる:決め手は説明。
Codex がスキルを探す場所
| フォルダー | 使いどころ |
|---|---|
$HOME/.agents/skills | 自分のスキル。どのリポジトリで作業しても使える |
Codex を起動したフォルダーの .agents/skills | リポジトリの一部(1 つのサービスなど)だけのスキル |
親フォルダーからリポジトリのルートまでの .agents/skills | リポジトリで働く全員のスキル。コミットして共有する |
/etc/codex/skills | マシンやコンテナーの全ユーザー向け |
| Codex に同梱 | システムスキル。skill-creator と skill-installer を含む |
OpenAI の Codex のドキュメント(英語版)から、2026 年 11 月 6 日に確認。シンボリックリンクのフォルダーもたどります。同じ名前のスキルが 2 つあっても Codex はまとめず、両方が一覧に出ることがあります。
Mac と Windows でスキルを入れる
ダウンロードのフォルダーに、すぐ下に SKILL.md がある crash-triage というフォルダーがあるとします。
Mac・Linux はターミナルで:
mkdir -p ~/.agents/skills
cp -R ~/Downloads/crash-triage ~/.agents/skills/
Windows は PowerShell で。OpenAI が示すパスは $HOME/.agents/skills の 1 つだけで Windows 用の別のパスはなく、PowerShell の $HOME は自分のユーザーフォルダー、つまり %USERPROFILE% の値です(Microsoft のドキュメント)。
New-Item -ItemType Directory -Path "$HOME\.agents\skills" -Force
Copy-Item -Path "$HOME\Downloads\crash-triage" -Destination "$HOME\.agents\skills" -Recurse -Force
-Path には、すぐ下に SKILL.md があるフォルダーを指定します。[すべて抽出]で Downloads\crash-triage\crash-triage のように 1 段深くなっていたら、内側のフォルダーをコピーします。コピー先を skills のフォルダーそのものにするとフォルダーの名前が保たれ、-Force があるので新しい版も同じコマンドで入れ直せます。
新しいスキルは Codex が自分で見つけます。出てこなければ Codex を再起動します。入れたら /skills で一覧に出ているかを確かめます。WSL の中で Codex を動かしているなら、そちらは Linux のホームを使うので、スキルもそこに入れます。
リポジトリにあるスキル(OpenAI がキュレーションしたものなど)は、組み込みのインストーラーに頼めます。たとえば $skill-installer linear。ほかのリポジトリからダウンロードするよう頼むこともできます。
スキルを呼び出す・Codex に選ばせる
| 使う場所 | スキルの見つけ方・呼び出し方 |
|---|---|
| Codex CLI・IDE 拡張 | $ とスキル名($crash-triage など)を書くか、/skills を実行して選ぶ |
| ChatGPT デスクトップアプリ | サイドバーの Skills を開くと、プロジェクトをまたいでスキルが並ぶ |
| ChatGPT | @ を打ってスキルを選ぶ |
名前を書かなくても、頼んだ内容がスキルの説明に合えば Codex がそのスキルを選びます。スキルがたくさんあると Codex は説明を短くして並べるので、説明の頭に主な使いどころと、実際に打ちそうな言葉を置きます。
スキルを消さずに止めるには、~/.codex/config.toml に次を書き、Codex を再起動します。
[[skills.config]]
path = "/path/to/skill/SKILL.md"
enabled = false
例:クラッシュ調査のスキルを、Codex と Claude Code で
架空の例です。3 人のスタジオがスマートフォンのアプリを出しています。玲奈さんは Mac の Codex CLI、颯太さんは Windows の Codex、外部の協力者の小野さんは Claude Code を使います。クラッシュの報告が届くたびに、玲奈さんはこう貼り付けます。
クラッシュのログです。ライブラリではなく、うちのコードで最初に出てくるスタックフレームを探して。ファイルと行、パンくずからわかるユーザーの操作、影響したユーザーの数とアプリのバージョンを出し、「[crash] <画面>: <エラー>」というタイトルで issue の下書きを作って。
このプロンプトと、先週手で書いた issue 2 件を、ほしい出力の見本として「プロンプトをスキルにする」スキルに渡すと、次のように始まる SKILL.md が返ってきます。
---
name: crash-triage
description: スマートフォンのアプリのクラッシュログを調べる。チームのコードで最初のスタックフレーム、ユーザーの操作、影響したユーザー数とアプリのバージョンを出し、issue を下書きする。クラッシュログやスタックトレースを貼られたとき、「なぜアプリが落ちる?」と聞かれたときに使う。
---
## 手順
1. ライブラリとシステムのフレームは飛ばす。うちのコードで最初の
フレームを疑う。
2. パンくずから、ユーザーがしたことを 1 文で書く。
...
- 玲奈さんは
~/.agents/skills/crash-triage/SKILL.mdとして保存し、次の報告で$crash-triageと呼び出します。 - 颯太さんは上の PowerShell の 2 行を実行します。
/skillsにcrash-triageが出ます。 - 小野さんの Claude Code は
.agents/skillsを読みません。小野さんは~/.claude/skills/にもフォルダーをコピーします。これで 3 台のパソコンに 3 つのコピーができました。
玲奈さんが issue のタイトルの形を変えても、ほかの 2 つのコピーは古い形のままです。
次の一歩:Codex にも Claude Code にも、チームにも、1 つのコピーで
1 台のパソコンの中なら、1 つのフォルダーを ~/.agents/skills と ~/.claude/skills の両方にリンクすれば、Codex と Claude Code が同じファイルを読みます。リンクの張り方は Claude Code・Codex・Cursor・OpenCode にスキルを同期する方法にあります。ただ、人と人のあいだでは、コピーはやはりずれていきます。
AI Skill Pod(このサイトの製品)なら、AI スキルを、チームでかんたん共有。無料で始められます。チームのポッドを各自が 1 回だけ追加します。Codex では codex mcp add とポッドのリンクのあと codex mcp login を実行し、使っているほかの AI(Claude Code、Cursor、Claude、ChatGPT(Pro・Business・Enterprise))でも、それぞれ 1 回つなぎます。これで全員が同じスキルを使え、直した内容は、次にそれぞれの AI がスキルを取りにいったときに全員に届きます。ポッドのスキルは /skills には出ず、Codex は仕事が合ったとき、または名前で頼まれたときに、ポッドから取りにいきます。Free は 3 人・スキル 10 個までです。
このテーマに使えるスキル
- AI 活用プロンプトをスキルにするうまくいったプロンプトを、正しい name、使う場面を書いた description、手順、出力のテンプレート、例、確認項目つきのチームで使い回せるスキルにする。
- カスタマーサクセスサポートチケットからバグ報告を書く顧客の不満を、再現手順、期待する動作と実際の動作、環境、影響、証拠、顧客への質問がそろった、開発がすぐ着手できるバグ報告にする。
- プロダクトマージ済みの変更からリリースノートマージ済みの PR やチケットから、新機能・改善・修正に分けて利点から書く顧客向けリリースノートと、社内用の変更履歴を書く。
- プロダクト受け入れ条件つきのユーザーストーリー機能をユーザーストーリーに分け、Given/When/Then の受け入れ条件、エッジケース、対象外のメモ、ストーリーごとの INVEST のチェックをつける。
よくある質問
Codex のスキルはどこに置く?
自分のスキルは $HOME/.agents/skills/<skill-name>/SKILL.md に置けば、どのリポジトリでも使えます。リポジトリのスキルは .agents/skills に置き、Codex は起動したフォルダーからリポジトリのルートまでを探します。ほかに、マシン全体で使う /etc/codex/skills と、Codex に最初から入っているシステムスキルがあります。
Codex でスキルを呼び出すには?
Codex CLI と IDE 拡張では、プロンプトに $ とスキル名を書くか、/skills を実行して一覧から選びます。頼んだ内容がスキルの説明に合えば、Codex が自分でスキルを選ぶこともあります。
Windows では Codex のスキルをどこに置く?
OpenAI が示すパスは $HOME/.agents/skills の 1 つだけで、Windows 用の別のパスはありません。PowerShell の $HOME は自分のユーザーフォルダー(%USERPROFILE% の値で、ふつうは C:\Users\<ユーザー名>)なので、このページのコマンドはそのまま使えます。入れたら /skills に出るかを確かめます。
~/.codex/skills と ~/.agents/skills、どちらが正しい?
OpenAI のドキュメントにあるのは .agents/skills で、$HOME の下とリポジトリの中です。~/.codex のフォルダーには Codex の設定ファイル config.toml があり、スキルを止めるときはそこに書きます。
AI スキル
AI に、うまくいったプロンプトをチームで使えるスキルにさせる
このスキルを AI Skill Pod に入れれば、チーム全員が自分の Claude、Cursor、ChatGPT(Pro・Business・Enterprise)で使えます。招待リンク 1 つで共有でき、無料で始められます。「プロンプトをスキルにする」スキルで、Codex に貼っているプロンプトを、AI が公開規格の Agent Skills 形式の SKILL.md にします。打ちそうな言葉を説明に入れるので、$ で呼ばなくても Codex が選び、同じファイルを Claude Code も読めます。
14日間無料・カード不要
出典
- OpenAI Codex のドキュメント:Build skills — 07:50 JST に英語版で確認(developers.openai.com/codex/skills はここに転送)。スキルは SKILL.md(name と description)のあるフォルダー。場所は $CWD/.agents/skills、$CWD/../.agents/skills、$REPO_ROOT/.agents/skills、$HOME/.agents/skills、/etc/codex/skills と、Codex に同梱のシステムスキル(skill-creator、skill-installer)。シンボリックリンクもたどる。CLI と IDE 拡張では /skills か $ で明示的に呼び、ChatGPT では @。説明に合えば自動で選ぶ。変更は自動で検知し、出なければ再起動。$skill-installer はキュレーションされたスキルを入れ、ほかのリポジトリからもダウンロードできる。~/.codex/config.toml の [[skills.config]] に path と enabled = false。単体のスキルは ChatGPT デスクトップアプリ、Codex CLI、IDE 拡張で使え、デスクトップアプリではサイドバーの Skills。スキルが多いと説明から短くされる (閲覧 2026-11-06)
- OpenAI のドキュメント:Skills & Plugins — 07:52 JST に英語版で確認。ChatGPT は @、Codex は $ でスキルを指定する。Codex では $skill-creator (閲覧 2026-11-06)
- OpenAI のドキュメント:ChatGPT desktop app for Windows — 07:51 JST に英語版で確認。Windows のアプリはスキルに対応し、Windows のネイティブの Codex と同じ Codex のホーム %USERPROFILE%\.codex を使う。WSL の中の Codex は Linux のホームを使う (閲覧 2026-11-06)
- OpenAI のドキュメント:Codex CLI — 07:51 JST に英語版で確認。macOS・Linux・Windows(PowerShell)のインストーラー (閲覧 2026-11-06)
- OpenAI のドキュメント:Codex の MCP — 07:59 JST に英語版で確認。codex mcp add <name> --url <url>、codex mcp login <name> (閲覧 2026-11-06)
- Microsoft Learn:about_Automatic_Variables — 07:52 JST に日本語版で確認。PowerShell の $HOME はユーザーのホームディレクトリで、Windows では $Env:USERPROFILE の値(通常は C:\Users\<UserName>) (閲覧 2026-11-06)
- Microsoft Learn:Copy-Item — 08:00 JST に英語版で確認。-Recurse でフォルダーを中身ごとコピーする。元のフォルダーの名前を残すには既存のフォルダーにコピーする。-Force で上書きできないものにもコピーする (閲覧 2026-11-06)
- Claude Code ドキュメント:スキルで Claude を拡張する — 07:49 JST に日本語版で確認。Claude Code が読むのは ~/.claude/skills と .claude/skills (閲覧 2026-11-06)