公式スキル · 経営戦略
ワードリーマップ
利用者のニーズを起点に、要素を見えやすさと進化の段階で地図に置き、どこを作り、買い、借り、外注するかの打ち手を決める。
Claude・ChatGPT・コーディング用の AI で使えます。TeamとBusiness では、Pod に入れた公式スキルが改善のたびに自動で最新版になります。
使う場面
- 何を自社で作り、何を買う、借りる、外注するかを決めるとき
- どこで差をつけ、どこで解決済みの問題に力を使っているかを見つけるとき
- 戦略やロードマップを、市場と技術の進化と照らし合わせるとき
AI に渡すもの
- 範囲: 事業、商品、サービス
- 利用者とそのニーズ
- 要素
- 進化の根拠
できあがるもの
要素の表、テキストで描いた地図、地図からわかること、担当と最初の一歩つきの打ち手、確かめる前提。
手順
- 起点を決める 利用者(1つか少数の種類)と、そのニーズを利用者の言葉で書き、いちばん上に置く。「売上を伸ばす」のような会社の目標は、利用者のニーズではない。
- バリューチェーンを書き出す ニーズを満たすのに必要な要素を並べ、次にそれぞれが頼っている要素を、土台のインフラにたどり着くまで書く。見えやすさの順に並べる。利用者が直接目にするものは上に、まったく目にしないものは下に。頼る関係は「A には B が要る」と書く。
- 各要素を進化の軸に置く 4つの段階を使う。誕生(新しく、珍しく、先が読めず、すぐ変わる)、特注(わかっている人が少なく、1件ごとに作る)、製品(レンタルを含む。競合する製品がいくつもあり、形が定まってきた)、コモディティ(ユーティリティを含む。標準化され、どこでも手に入り、ユーティリティとして、または大量に買う)。置いた根拠を1行ずつ書く。同じ要素でも市場によって段階が違うことがある。この市場のいまの姿で置く。
- 動きと慣性を書き込む 要素ごとに、根拠から、右へ動いているか、どれくらいの速さかを書く。慣性も書く。会社、仕入れ先、顧客が、要素の動きに抵抗しているところ(契約、技能、過去の投資、習慣)。
- 地図を描く 要素の表と、テキストで描いた地図を出す。進化の段階を左から右への列に、見えやすさを上から下への行にし、頼る関係を矢印で、予想される動きを「>」で示す。チャットの画面で読める大きさにする。正しいのは表のほう。
- やり方のずれを読み取る 要素ごとに、いまの扱い方と照らし合わせる。コモディティなのに自社で作っている、誕生の段階なのに外注したり細かく決めすぎたりしている、製品の段階なのに標準がないまま進めている。ワードリーのドクトリンには「ユーザーのニーズに集中する」「場に合った方法を使う」があり、この手順はその2つを当てはめる。
- 打ち手を選ぶ 要素ごとに打ち手を1つ。作って探る(誕生)、作るか特注で頼む(特注)、買うか借りる(製品)、ユーティリティとして使う(コモディティ)。役に立つなら、公開する、提携する、見守る。そのうえで、戦略の打ち手を2〜4つ選ぶ。どこで差をつけるか、何を工業化するか仕入れ先に任せるか、どの変化に備えるか、どの慣性を取り除くか。どの打ち手にも担当と最初の一歩をつける。
- 前提と、その確かめ方を並べる 「[要確認: ...]」と書いた置き場所と、予想した動きは、すべて問いにし、だれが答えるかを書く。地図は議論のためのもの。置き場所について、チームに異論を出してもらう。
チームで使う
AI Skill Pod に追加すると、業務委託の方も含めてチーム全員が、自分の AI から同じ版を使えます。 AI スキルをチームで共有する方法を読む
変更履歴
- v1.0.1 · · Example: the last assumption asks what current lessons would lose without the in-house whiteboard, instead of presuming lesson recordings the input never mentions.
- v1.0.0 · · First release.
出典
出典は英語のページです。
- Wardley Maps, the book by Simon Wardley (CC BY-SA 4.0) - Learn Wardley Mapping (2026-11-04に確認)
- An introduction to Wardley (Value Chain) Mapping - Simon Wardley (2026-11-04に確認)
- Landscape: evolution stages - Learn Wardley Mapping (2026-11-04に確認)
- Climate: climatic patterns - Learn Wardley Mapping (2026-11-04に確認)
- Doctrine - Learn Wardley Mapping (2026-11-04に確認)
- Leadership: gameplay - Learn Wardley Mapping (2026-11-04に確認)
Simon Wardley, Wardley Maps (CC BY-SA 4.0)(CC BY-SA 4.0)をもとに改変。変更点: The mapping method summarized in our own words as a step-by-step procedure, with our own example and checks.