公式スキル · 経営戦略

バリューチェーン分析

事業の主活動と支援活動を、コストの割合、コストを動かす要因、顧客にとっての価値で描き、戦略とのフィットを確かめて、効く変更を2〜3点選ぶ。

Claude・ChatGPT・コーディング用の AI で使えます。TeamとBusiness では、Pod に入れた公式スキルが改善のたびに自動で最新版になります。

使う場面

AI に渡すもの

できあがるもの

コストの割合、コストを動かす要因、顧客にとっての価値、戦略とのフィットをまとめた活動マップと、効果・手放すもの・担当つきの変更2〜3点。

手順

  1. 対象と戦略を決める 描く事業の単位(1つの商品ラインか1つの事業。性格の違う事業を抱えるグループ全体ではない)と、その事業が支えるべき戦略を書く。以降の判断は、すべてこの戦略に照らして行う。
  2. 活動を書き出す ポーターの区分を確認用のリストとして使い、その下にその会社自身の活動の名前を書く。主活動: 購買物流、製造(オペレーション)、出荷物流、販売・マーケティング、サービス。支援活動: 調達、技術開発、人事・労務管理、全般管理(経理、計画、法務、経営)。コストのかかり方や顧客にとっての価値が違うなら、1つの区分を別々の活動に分ける。ごく小さい活動はまとめるか省く。
  3. 活動ごとにコストの割合を入れる 費用と、その活動に携わる人を割り振り、総コストに占める割合を出す。依頼者の数字を使い、見積もりなら見積もりと書き、ないところは「[要確認: ...]」と付ける。金額の大きい仕入れ品(原材料、転売する商品)は1行に分ける。単独のどの活動よりも大きいことが多いからだ。割合の合計はおよそ100%になるようにする。
  4. コストを動かす要因を見つける 割合の大きい活動について、コストを上げ下げするものを書く。量と規模、稼働率、習熟、立地、仕入れ値、ある活動での選び方がほかの活動のコストを変えること(前の工程でデータをしっかり確かめれば、あとの刷り直しが減る)、会社自身が決めている方針。競合のほうが構造的に安い活動があれば、そこと理由も書く。
  5. 価値を生む要因を見つける 活動ごとに、顧客が気づき、お金を払う点、または離れる理由になる点を、顧客の声を根拠に書く。競合と違う商品やサービスにしている活動に印をつける。コストの大きい活動が、高い値段を払ってもらえる理由そのものであることもある。
  6. フィットを確かめる 3つを見る。各活動が戦略に合っているか。活動どうしが互いを強めているか。同じ仕事を二重にしていないか。戦略と逆を向いている活動(高価格帯の事業での値引きプログラムなど)と、互いを強めている活動の組を挙げる。
  7. 変える2〜3点を選ぶ 変更の候補を、かかっているコストや価値の大きさと、戦略へのかみ合い方で順位づけする。変更ごとに、活動、変えること、コストか価格への見込める効果とその理由、手放すものを書く。競合がまねできる単発のコスト削減より、活動どうしのつながりを強める変更を優先する。
  8. 担当と確認事項で締める 変更ごとの最初の一歩、名前が出ていれば担当、結論をひっくり返しうる「[要確認: ...]」を残す。

チームで使う

AI Skill Pod に追加すると、業務委託の方も含めてチーム全員が、自分の AI から同じ版を使えます。 AI スキルをチームで共有する方法を読む

チームのPodに追加

変更履歴

出典

出典は英語のページです。

  1. Porter's Value Chain - Institute for Manufacturing, University of Cambridge (2026-11-04に確認)
  2. The Value Chain - Institute for Strategy and Competitiveness, Harvard Business School (2026-11-04に確認)
  3. What Is Strategy? - Michael E. Porter, Harvard Business Review, November-December 1996 (2026-11-04に確認)
  4. Competitive Advantage: Creating and Sustaining Superior Performance (Free Press, 1985) - Harvard Business School (2026-11-04に確認)