ガイド
創業者のやり方を、チームが使える AI スキルにする方法
創業者のやり方(仕事の見積もり、顧客の受け入れ、苦情への対応)は、くり返す方法を 1 つずつスキルにすると、チームが使えるようになります。いつ使うか、手順、出来上がりの形、本物の例 1 つを書いた短いファイルで、だれかがその作業を頼むと AI が読み込みます。まず、ほかの人がすでに毎週している方法を 3 つ選びます。1 つずつ話して説明し、「場合による」をすべて条件分岐にして、初めての人でもその通りにできる手順にし、自分以外の人に本物の案件で試してもらいます。そのうえで、チームの AI が読む場所(Claude の Team か Enterprise、ChatGPT の Business、Enterprise、Edu)で共有します。やり方が自分の頭の中だけにある状態が終わります。
要点
- 1 つの方法に 1 つのスキル。
- ほかの人が毎週している 3 つから。
- 自分以外の人が本物の案件で試す。
- チームの AI が読む場所で共有。
最初の 3 つを選ぶ
| 方法 | スキルにするか | 理由 |
|---|---|---|
| 新しい顧客への見積もり | する、最初に | 2 人が毎週している。毎回同じ手順 |
| 苦情への対応 | する | 毎週ある。口調と返金の上限は自分のもの |
| 新しい顧客の受け入れ | する | みんながどこかを忘れる確認リスト |
| 価格の例外 | しない | 自分が決め続けること |
| 投資家への報告 | あとで | 書くのは自分だけ。プロジェクトのほうが合う |
例:見積もりのスキル
架空の例です。9 人のオフィス清掃の会社、タイドウェル清掃の代表は、先週の現地調査を同僚に説明しながら、新しいオフィスの見積もりの出し方を話しました。手順書のスキルがその文字起こしをスキルにしました。一部:
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name: office-cleaning-quote
description: 現地調査のメモから、新しいオフィスの清掃契約の見積もりを書く。見積もり、新しいオフィスの料金、下見のあとの提案を頼まれたときに使う。
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目的:お客さまが署名できる、タイドウェルの決め方どおりの見積もり。
きっかけ:現地調査が終わり、メモがそろった。
役割:調査をした人。代表が承認する。
1. メモから、部屋を種類ごとに床面積つきで並べる。面積がなければ[確認:面積]と書く。
2. 部屋の種類ごとの時間を、このスキルのフォルダの rates.md から取る。
3. 7 時から 19 時以外の清掃を希望されたら、rates.md の夜間の料金を使う。
4. 合計が rates.md の上限を超えたら、お客さまの前に代表に回す。
5. quote-template.md のひな形で見積もりを書く。
確認:どの部屋にも面積がある。どの金額も rates.md から。
担当:業務の責任者。見直し:2027 年 5 月 1 日まで。
description は、Claude ヘルプセンターが claude.ai にアップロードするスキルに定める 200 文字に収め(Claude Docs と Agent Skills の仕様は 1,024 文字まで)、みんなが実際に使う言葉(「見積もり」「新しいオフィスの料金」)を入れました。AI がスキルを選ぶのは、この説明しだいだからです。見積もりをしたことのない同僚が、本物の現地調査で手を借りずに使ってみました。つまずいた 1 か所、夜間の料金には、いまは時間が書いてあります。
作って共有する
- 同僚に見てもらいながら方法を 1 つずつ話し、録音する。
- 手順書のスキルで録音を手順にする:1 ステップ 1 操作、「場合による」は条件分岐に。
- 数字はスキルの横のファイルに置く(rates.md など)。値上げは 1 か所の修正で済む。
- 自分以外の人に本物の案件で試してもらい、つまずいたところを直す。
- 共有する:Claude の Team か Enterprise、ChatGPT の Business、Enterprise、Edu で。スキルごとに担当と見直し日を決める。
次の一歩:チームのプラン
共有するスキルには、共有できるプランが要ります。どれが合うかは中小企業の ChatGPT プランの選び方で、スキルのアップロードは最初の Claude スキルを作るで説明しています。
このテーマに使えるスキル
- 業務管理・総務説明や録画から業務手順書(SOP)を作る説明や画面録画の文字起こしを、きっかけ、役割、画面のラベルどおりの手順、判断の分かれ目、チェック、管理者のそろった SOP にする。
- AI 活用プロンプトをスキルにするうまくいったプロンプトを、正しい name、使う場面を書いた description、手順、出力のテンプレート、例、確認項目つきのチームで使い回せるスキルにする。
- 業務管理・総務意思決定の記録(意思決定ログ)決まったことを短いログ 1 件にまとめる。決定、背景、検討した選択肢、理由、決定者、日付、ステータス、見直す条件を書く。
- 財務・経理月次の投資家アップデート短く正直な月次の投資家向けアップデートを書く。要約、KPI、良かったこと、原因と対策つきの悪かったこと、現預金とランウェイ、具体的なお願い。
よくある質問
自分のやり方を AI スキルにするには?
くり返す方法を 1 つずつスキルにします。いつ使うかの説明、初めての人でもその通りにできる手順、出来上がりの形、本物の例 1 つ。ほかの人がすでに毎週している 3 つから始め、自分以外の人に本物の案件で試してもらい、チームの AI が読む場所で共有します。
創業者のやり方のどこからスキルにする?
ほかの人がすでに毎週していて、あなたに聞いてくる方法です。見積もり、顧客の受け入れ、苦情への対応。価格の例外や採用の判断のように自分が決め続けることや、毎回変わることは外します。
チームのスキルはどこに置く?
Claude の Team と Enterprise では、同僚か組織全体とスキルを共有します。ChatGPT の Business、Enterprise、Edu では、人、グループ、ワークスペースと共有します。オープンな SKILL.md の形式で書いたスキルは、どちらでも使えます。
AI スキル
AI に、説明や録画から誰でも進められる業務手順書を作らせる
このスキルを AI Skill Pod に入れれば、チーム全員が自分の Claude、Cursor、ChatGPT(Pro・Business・Enterprise)で使えます。招待リンク 1 つで共有でき、無料で始められます。「説明や録画から業務手順書(SOP)を作る」スキルで、話した説明や大まかなメモから、ほかの人がその通りにできる手順を AI が書きます。目的ときっかけ、役割、1 ステップ 1 操作、「場合による」はすべて条件分岐に、確認、担当と見直し日。
14日間無料・カード不要
出典
- Claude ヘルプセンター:Use skills in Claude — 「Skills are available for users on Free, Pro, Max, Ultra, Team, and Enterprise plans」。コード実行をオンに。Team と Enterprise では同僚や組織と共有 (閲覧 2026-11-05)
- Claude ヘルプセンター:How to create custom skills — name は 64 文字まで。description は 200 文字までで、いつ使われるかが決まる。Claude Docs と Agent Skills の仕様は 1,024 文字まで認めており、このヘルプセンターのページは claude.ai にアップロードするスキルを 200 文字としている (閲覧 2026-11-05)
- Agent Skills の仕様 — SKILL.md の入ったフォルダ、冒頭に name と description。description は 1〜1,024 文字 (閲覧 2026-11-05)
- OpenAI ヘルプ:Skills in ChatGPT — Business、Enterprise、Healthcare、Edu で、人、グループ、ワークスペースとスキルを共有。検索結果の本文で確認 (閲覧 2026-11-05)
- 米国 EPA:Guidance for Preparing Standard Operating Procedures (EPA QA/G-6) — 手順書は定期的に、また手順が変わるたびに見直す (閲覧 2026-11-05)