ガイド
社内用語を AI に覚えさせる方法:用語集を作る
AI は、チャットのたびに直すより、短い用語集を読ませたほうが会社の言葉を使います。みんなが取り違える概念ごとに、使う用語を 1 つ選び(製品の画面で顧客が見る言葉があればそれ)、いちばん近い言葉とどう違うかを言う平易な定義を書き、使わない言葉とその理由、表記を足し、変更を決める担当を決めます。そのうえで、短い「使う・使わない」の一覧を、AI が毎回読む場所に置きます。カスタム指示、プロジェクト、チームで共有するスキルです。辞書ではなく、本当に混乱を生んでいる 15〜30 の言葉から始めます。
要点
- 概念ごとに 1 つの用語、平易な定義つき。
- 使わない言葉を理由つきで。
- 用語ごとの担当。
- 「使う・使わない」の一覧を AI が読む場所に。
例
架空の例です。予約ソフトの会社の文書では、「アカウント」「ワークスペース」「契約先」「テナント」が重なって使われ、AI の下書きもそれを混ぜていました。用語集から一部:
| 使う | 定義 | 使わない | 担当 |
|---|---|---|---|
| ワークスペース | 顧客のチームが仕事をする場所で、メンバーと設定を持つ。1 社で複数持てる。 | 「テナント」(社内の言葉)、「契約先」(古い呼び名) | プロダクト |
| アカウント | 1 社の顧客との請求の関係。1 つのアカウントで 1 つ以上のワークスペースの料金を払う。 | 請求の意味での「ワークスペース」 | 経理 |
| 予約 | 利用者が取った確定済みの枠。まだ確定していない仮押さえは「仮予約」。 | 画面の文言での「アポ」 | プロダクト |
AI の指示に入れる一覧:
使う:ワークスペース(チームの場所)、アカウント(請求)、予約(確定した枠)。
使わない:テナント、契約先、仮予約(枠が確定していないとき以外)、画面の文言での「アポ」。
「ワークスペースの設定」はボタン名としてだけ使う。
サポートのリーダーは、この一覧をチームの共有の返信スキルに入れました。翌週から、顧客への下書きに「テナント」が出なくなりました。
作ってみる
- みんなが取り違える言葉を集める:文書、問い合わせ、製品の画面から。
- 概念ごとにまとめる。2 つの言葉がいつも同じものを指すのでなければ、別の項目にする。
- 用語を 1 つ選び、ほかを使わない理由を書く。
- 平易に定義する。いちばん近い言葉との違いを言う。
- 担当を決め、「使う・使わない」の一覧をどのチャットでも読まれる場所に置く。
次の一歩:チーム全員に同じ言葉を
1 人の指示にある用語集は、1 人の役にしか立ちません。全員の AI が読む場所に置く方法はチームの AI の使い方をそろえるで。AI に要るほかの前提はAI に渡す会社の前提で。
このテーマに使えるスキル
よくある質問
ChatGPT や Claude に社内用語を覚えさせるには?
短い用語集を渡します。概念ごとに 1 つの用語、平易な定義、使わない言葉、表記。「使う・使わない」の一覧をカスタム指示、プロジェクト、スキルに置けば、チャットのたびに AI を直さなくても、どのチャットでも読まれます。
AI 用の社内用語集には何を書く?
概念ごとに、使う用語(製品の画面で顧客が見る言葉があればそれ)、いちばん近い言葉との違いを言う 1〜2 文の定義、使わない言葉とその理由、表記と例文、変更を決める担当です。
用語集はどのくらいの長さに?
混乱を生む言葉の分だけで、辞書にはしません。みんなが取り違える 15〜30 の言葉から始めます。製品名、指標、古い呼び名があるもの。AI の指示に入れる「使う・使わない」の一覧は数行で足ります。
AI スキル
AI に、チームの用語集を作らせる
このスキルを AI Skill Pod に入れれば、チーム全員が自分の Claude、Cursor、ChatGPT(Pro・Business・Enterprise)で使えます。招待リンク 1 つで共有でき、無料で始められます。「チームの用語集づくり」スキルで、文書から AI が用語集を作ります。概念ごとに 1 つの用語、隣の言葉とどう違うかを言う平易な定義、理由つきの使わない言葉、表記の注意、用語ごとの担当、そして AI の指示にそのまま貼れる「使う・使わない」の一覧。
14日間無料・カード不要
出典
- GOV.UK:A to Z style guide — 用語ごとに 1 項目、使う形と使い方 (閲覧 2026-11-04)
- Google 開発者向けドキュメントのスタイルガイド:Word list — 使う・使わないを理由つきで (閲覧 2026-11-04)
- Noy、McGuinness:Ontology Development 101 — 似た概念との違いで定義する (閲覧 2026-11-04)