公式スキル · 経営戦略
成長の選択肢マトリクス(アンゾフ)
アンゾフの成長マトリクスに成長の案を並べ、案ごとに根拠、自社にとって新しいこと、リスクを書き、候補と最初の試験に絞る。
Claude・ChatGPT・コーディング用の AI で使えます。TeamとBusiness では、Pod に入れた公式スキルが改善のたびに自動で最新版になります。
使う場面
- 来年の伸びをどこから取るかを計画するとき
- 新製品、新しい市場、新しい客層の案が出たとき
- 今の売上の伸びが鈍ってきたとき
AI に渡すもの
- 今の製品と市場
- 成長の目標と期間
- 今の市場の事実と、出ている案
- 使える力と制約
できあがるもの
4つの枠の選択肢マトリクス、根拠・リスク・効果の大きさを並べた比較表、やらないことを添えた候補、合格の線つきの最初の試験。
手順
- 土台を定める 今の製品と今の市場を、短い2つのリストに書く。「市場」は業界全体ではなく、どこの、どの客層に、どの経路で届けるか。「新しい」はいつも、世の中にとってではなく自社にとって新しいという意味。
- 市場浸透の伸びしろを先に確かめる 事実から、今の製品を今の市場にあとどれだけ売れるかを見積もる。まだ届いていない客、買う回数を増やせる客、取り戻せる離れた客。事実が足りなければ、答えるべき問いを並べる。市場浸透はいちばんリスクの低い道なので、ここを飛ばすなら理由が要る。
- 4つの枠すべてに案を出す ユーザーの案と与えられた事実から、枠ごとに1〜3案を書く。現実的な案がない枠は、無理に埋めずにそう書く。多角化は、関連型(客、技術、販路を今の事業と共有する)か非関連型かを書く。
- 案ごとに、実際に何が新しいかを書く 自社が新しく覚えるか作るものを挙げる。製品、販路、客層、地域、規制、技術。枠の分け方には気をつける。ジョン・ドーズ(2018年)が指摘するように、「新製品」は新しい買い手も連れてくることが多く、「新市場」には製品の手直しが要ることもある。本当に新しいもので分け、境目にある案にはその迷いを書き添える。
- 根拠とリスクを付ける 案ごとに、入力にある需要の根拠(なければ「[要確認: ...]」)、最大のリスク、リスクの評価(低・中・高)を書く。枠を出発点に(市場浸透がいちばん低く、多角化がいちばん高い)、個別の事実で調整する。お金を払っている客の要望がある案は、枠から想像するよりリスクが低い。
- 見込める効果の大きさを、できる範囲で見積もる 案ごとに、期間内に増やせる売上や利益を、入力にある数字だけで、計算を見せて書く。できなければ「[要確認: ...]」と書く。
- 順位をつけて絞る 目標への効き目を、リスクと必要な資源に照らして順位をつける。2〜3案を候補に残し、やらないことも書く。
- 候補ごとに最初の試験を決める 試験は小さく安く、その案のいちばん怪しい点に数週間で答えるもの。予約販売、数社での試行、ランディングページ、1か所での試し売り。合格の線は始める前に決めておく。
- 決定と次の行動で締める 成長の問いに答える1段落を書き、ユーザーが名前を挙げていれば、担当者と期日つきで試験を並べる。
チームで使う
AI Skill Pod に追加すると、業務委託の方も含めてチーム全員が、自分の AI から同じ版を使えます。 AI スキルをチームで共有する方法を読む
変更履歴
- v1.0.0 · · First release.
出典
出典は英語のページです。
- Ansoff matrix: product/market grid - RapidBI (cites Ansoff, "Strategies for Diversification," HBR 35(5), Sep-Oct 1957, pp. 113-124) (2026-11-04に確認)
- Corporate Strategy, H. Igor Ansoff (McGraw-Hill, 1965) - Open Library (2026-11-04に確認)
- Ansoff Matrix - Corporate Finance Institute (2026-11-04に確認)
- The Ansoff Matrix: A Legendary Tool, But with Two Logical Problems - John Dawes (SSRN, 2018) (2026-11-04に確認)