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ChatGPT や Claude で NDA をチェックする方法

ChatGPT や Claude は、法律がどう言うかではなく条項を評価して引用させれば、署名や弁護士への相談の前に NDA を役立つ形で一次確認できます。NDA をすべて貼り、自分がどちらの立場かを伝え、双方向か一方向か、秘密情報の定義の広さ、ふつうの 4 つの除外事由のうち足りないもの、義務の期間、情報を使ってできることを頼みます。競業禁止、引き抜きの禁止、違約金のような NDA にふさわしくない条項を探させ、緑・黄・赤の表にして、黄と赤の行にはどれも条番号つきの引用と弁護士への質問を 1 つつけさせます。法律の助言ではなく、最初に読むための確認です。

要点

  • 双方向か一方向か。自分の情報は守られるか。
  • 定義と除外事由。除外事由は 4 つあるのがふつう。
  • 赤の印:競業禁止、引き抜きの禁止、違約金。
  • 引用して、評価して、弁護士に聞く。「法律では」とは言わせない。

そのまま使える頼み方

NDA の一次確認の頼み方

「この NDA を一次確認してください。私は [当事者] で、情報を [渡す/受け取る/両方] 立場です。冒頭に「法律の助言ではありません」と書く。

次のことを、そのつど条番号つきで引用して確かめる:双方向か一方向か。秘密情報の定義(表示したものか、すべてか)。除外事由(すでに公知、すでに私が知っていた、守秘義務のない第三者から得た、独自に開発した)。使ってよい目的。期間と、終わったあと義務が続く長さ。だれに伝えてよいか。終わったときの返却や破棄。権利の許諾がないこと。

NDA にふさわしくない条項を探す:残留情報、引き抜きの禁止、競業禁止、独占、購入の義務、違約金や損害の補償。準拠法は書いてあるとおりに記し、法律が何を求めるかは書かない。

出力:項目ごとに 1 行の表を、緑・黄・赤で。黄と赤の行には、引用と [弁護士に確認:…] の質問を 1 つずつ。最後に、いちばん大事な変更を 3 つ。

NDA:[貼る]」

例

架空の例です。フリーランスの UX リサーチャーの田中さんに、3 か月の調査の前に、決済サービスの会社から NDA が届きました。受け取る情報が多いものの、自分のインタビューのひな形も相手に見せます。確認から一部:

項目評価と条項弁護士への質問
種類黄:一方向で、「開示者」は会社だけ(第1条)。田中さんのひな形は守られない双方向にできるか、ひな形を除外できるか
除外事由黄:「独自に開発した情報」がない(第3条)4 つ目の除外事由を足すべきか
期間黄:すべての情報について「本契約の終了後も効力を有する」(第6条)ふつうの業務の情報に期限がないのは妥当か
ふさわしくない条項赤:「受領者は、12 か月間、開示者の競合他社に役務を提供しない」(第9条)この競業禁止を NDA から外せるか
違反したとき赤:「違反 1 件につき違約金 300 万円」(第10条)違約金を外すか、上限を設けられるか

いちばん大事な変更は、第9条を外すこと、第10条を外すか上限を設けること、4 つ目の除外事由を足すことの 3 つでした。田中さんがこの 3 つを伝えると、会社は競業禁止を本体の契約に移し、違約金を外したので、それから署名しました。

自分に残ること

  1. どちらの立場かを伝える。同じ条項が一方には緑、他方には赤。
  2. NDA はすべて貼る。対象の情報を挙げた別紙も。
  3. 引用は原文と照らしてから頼りにする。
  4. 赤の行はすべて、署名の前に弁護士へ。
  5. 取引の条件(競業禁止、違約金)は本体の契約に移すよう頼む。

情報が営業秘密として不正競争防止法で守られるには、秘密として管理されていることなどが要ります(第2条第6項)。NDA はその管理の 1 つです。この記事は日本の法令で書いています。米国の内部通報者の免責の通知(18 U.S.C. § 1833(b))は、このページの英語版で扱っています。

次の一歩:ほかのプロンプトといっしょに保存する

新しい取引先のたびに NDA が届きます。フリーランスの ChatGPT プロンプトと保存先で、この頼み方を提案書や作業範囲のプロンプトの隣に置く方法を紹介しています。

このテーマに使えるスキル

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よくある質問

ChatGPT で NDA をチェックしてもいい?

一次確認には使えます。NDA の種類、定義、除外事由、期間を確かめ、ふさわしくない条項を見つけ、気になる点を条番号つきで引用させます。法律が何を求めるかは言わせず、気になる点はすべて弁護士への質問にさせます。法律の助言ではないので、赤の項目は署名の前に弁護士に見てもらいます。

NDA では何を確かめる?

双方向か一方向か、「秘密情報」の定義の広さ、ふつうの 4 つの除外事由(すでに公知、すでに知っていた、守秘義務のない第三者から得た、独自に開発した)があるか、使ってよい目的、義務の期間(英国知的財産庁は 3 年か 5 年が多いとしています)、終わったときの返却や破棄です。

NDA に競業禁止が入っているのはふつう?

ふつうではありません。競業禁止、引き抜きの禁止、独占、購入の義務は、秘密保持ではなく取引の条件なので、一次確認では見慣れていても赤にします。1 回の違反ごとの違約金も同じです。そうした条項は、交渉できる本体の契約に移すよう頼むか、弁護士に相談します。

AI スキル

AI に、署名前に NDA を確認させる

このスキルを AI Skill Pod に入れれば、チーム全員が自分の Claude、Cursor、ChatGPT(Pro・Business・Enterprise)で使えます。招待リンク 1 つで共有でき、無料で始められます。「NDAの一次確認」スキルで、AI が弁護士の前に NDA を一次確認します。双方向か一方向か、秘密情報の定義と除外事由、期間と存続、受け手にできること、競業禁止や残留情報のような NDA にふさわしくない条項。気になる点は引用つきの緑・黄・赤の表にし、弁護士への質問にします。

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出典

  1. 英国知的財産庁:Non-disclosure agreements — 使ってよい目的はできるだけ具体的に。秘密保持の期間は 3 年か 5 年に限ることが多く、ずっと秘密にしておける情報もある (閲覧 2026-11-05)
  2. e-Gov 法令検索:不正競争防止法 — 第2条第6項:営業秘密とは、秘密として管理されている、事業活動に有用な技術上又は営業上の情報で、公然と知られていないもの (閲覧 2026-11-05)
  3. 個人情報保護委員会「生成AIサービスの利用に関する注意喚起等」(2023 年 6 月 2 日) — 個人データを入力する際は、応答の出力以外に使われないことの確認を求める (閲覧 2026-11-05)