ガイド
問い合わせの振り分けを AI で行う方法
ChatGPT や Claude は、顧客の口調ではなく書いたルールで動かせば、まとまった問い合わせの最初の振り分けができます。問い合わせと深刻度の基準、担当の一覧を貼り、それぞれに頼みます。種類を 1 つ、決め手になった基準の行つきの S1〜S4 の深刻度、担当、そして 1〜3 文の最初の返信(理解したこと、次に何がいつ起きるか、足りない 1 つの情報の依頼。直すとは約束しない)。1 時間に同じ不具合の報告が 3 件以上あれば、すべて S1 にして障害の疑いとして印をつけ、いちばん深刻なものから並べるよう頼みます。誤字への怒ったメッセージは S4 のまま、データが消えたという丁寧な問い合わせは S1 です。S1 は人が確かめてから動きます。
要点
- 深刻度は基準で。口調ではない。
- 種類 1 つ、担当 1 人。
- 最初の返信:理解したこと、次の動き、1 つの質問。
- 深刻な順に。S1 は人が確かめる。
そのまま使える頼み方
問い合わせの振り分けの頼み方
「この問い合わせを振り分けてください。
深刻度の基準:S1 多くの顧客が使えない、データが消えた、セキュリティの漏れ、誤った請求(1 時間以内に返信)。S2 1 社が回避策なしに主な作業で止まっている(4 営業時間)。S3 回避策のある不具合か使い方の質問(1 営業日)。S4 要望か見た目の問題(2 営業日)。2 つで迷ったら高いほう。1 時間以内に同じ不具合が 3 件以上なら、すべて S1 にして障害の疑いと書く。
それぞれに:種類を 1 つ、決め手の基準の行つきの深刻度、担当の一覧からの担当(なければ[担当:不明])、1〜3 文の最初の返信:理解したこと、次に何がいつまでに起きるか、要る 1 つの情報。修正は約束しない。
S1、S2 の順に、同じ深刻度の中では古い順に並べる。重複は 1 行にまとめる。
担当の一覧と問い合わせ:[貼りつけ]」
例
架空の例です。予約アプリのサポートの、月曜の朝の受信箱から一部:
| 問い合わせ | 深刻度と理由 | 担当 | 最初の返信 |
|---|---|---|---|
| #2211、#2214、#2219:「夜のうちに予約が消えた」 | S1:データが消えた。1 時間に 3 件、障害の疑い | 開発の当番 | すぐにお知らせいただきありがとうございます。エンジニアがいま調べており、1 時間以内にご連絡します。どのスタジオの、どの日の予約が消えていますか。 |
| #2216:「10 月分が 2 回請求された」 | S1:誤った請求 | 請求の担当 | 二重の請求について申し訳ありません。請求の担当がいま確認しており、1 時間以内にご連絡します。 |
| #2215:「2 店舗目はどう追加する?」 | S3:使い方 | サポート | お手伝いします。今日中に手順をお送りします。2 店舗とも同じアカウントでしょうか。 |
| #2218:「最悪、ロゴがぼやけてる!!」 | S4:見た目 | プロダクト | ロゴのぼやけをお知らせいただきありがとうございます。プロダクトのチームに伝え、2 営業日以内にご連絡します。画面の写真を送っていただけますか。 |
サポートのリーダーは、予約が消えた 3 件が 1 つの障害だと確かめ、返信を出す前に障害の対応を始めました。
チームに残ること
- 基準と担当の一覧を書いておく。AI は渡されたものしか当てはめられない。
- S1 はすべて人が確かめる。セキュリティやデータに関わるものも。
- カード番号やパスワードは消してから貼り、会社のアカウントを使う。
- 最初の返信は出す前に読む。会社として話す言葉だから。
- 頼み方を保存し、次の振り分けで使う。
次の一歩:返信を 1 つの口調で
振り分けたら、返信そのものもチームの口調にそろえます。全員の AI が使う口調のガイドはサポートの AI の返信を自社の口調にそろえるで。
このテーマに使えるスキル
- カスタマーサクセスサポートチケットのトリアージ届いたチケットを、分類、S1〜S4 の重大度、振り分け先、最初の返信つきの表にし、返す順に並べる。
- カスタマーサクセスチームのトーンで顧客に返信するチームのトーンでサポートの返信を書く。まず質問に答え、ミスを認め、専門用語を外し、はっきりした次の一手で締める。
- カスタマーサクセス問い合わせからの FAQ 作成まとまった問い合わせやチャットから FAQ を作る。質問はお客さまの言葉のまま件数順に並べ、短い回答と、確認が要る回答の印をつける。
- カスタマーサクセスサポートチケットからバグ報告を書く顧客の不満を、再現手順、期待する動作と実際の動作、環境、影響、証拠、顧客への質問がそろった、開発がすぐ着手できるバグ報告にする。
よくある質問
問い合わせの振り分けに AI は使える?
まとめた問い合わせの最初の振り分けに使えます。それぞれに種類を 1 つ、書いた基準による深刻度とその決め手の行、担当、短い最初の返信をつけ、いちばん深刻なものが先に来るよう並べます。S1 とセキュリティに関わるものは、動く前に人が確かめます。
問い合わせの深刻度はどう決める?
顧客の口調ではなく、書いた基準で決めます。よくある形は 4 段階です。S1 は多くの顧客が使えない、データが消えた、セキュリティの漏れ、誤った請求。S2 は 1 社が主な作業で止まっている。S3 は回避策がある不具合か使い方の質問。S4 は要望や見た目の問題。2 つで迷ったら高いほうにします。
最初の返信には何を書く?
1〜3 文です。理解したこと、次に何がいつ起きるか、足りない 1 つの情報(画面の写真やアカウントのメールアドレスなど)の依頼。まだできない修正の約束はしません。
AI スキル
AI に、届いた問い合わせを振り分けさせる
このスキルを AI Skill Pod に入れれば、チーム全員が自分の Claude、Cursor、ChatGPT(Pro・Business・Enterprise)で使えます。招待リンク 1 つで共有でき、無料で始められます。「サポートチケットのトリアージ」スキルで、各自の AI が、問い合わせを振り分けます。それぞれに種類を 1 つ、基準の決め手の行つきの S1〜S4 の深刻度、担当、直すと約束しない最初の返信。先に答えるものから並べます。
14日間無料・カード不要
出典
- PagerDuty:Severity levels — 書いた尺度。迷ったら高いほう (閲覧 2026-11-04)
- Atlassian:Incident severity levels (閲覧 2026-11-04)
- Zendesk:Metrics that matter in customer support — 最初の返信までの時間 (閲覧 2026-11-04)
- 個人情報保護委員会「生成AIサービスの利用に関する注意喚起等」(2023 年 6 月 2 日) — 個人データを入力する際は、応答の出力以外に使われないことの確認を求める (閲覧 2026-11-05)