ガイド

面接の評価表を採用チームで 1 つにする方法:AI を使って

採用チームが候補者を公平に比べるには、最初の面接の前に作った 1 つの評価表で、面接官全員が評価します。職務から、答えで確かめられる評価項目を 4〜6 つ選び(「頭がいい」ではなく「締め切りがぶつかったときに優先順位をつける」)、それぞれに、どのレベルも答えの中身で書いた 1〜4 の尺度をつけます。候補者が言ったことを、できるだけ本人の言葉で書く欄も足します。面接官は面接のすぐあと、だれかと話す前に 1 人で評価します。カナダ公務委員会も、それぞれが評価してからグループで合意するよう勧めています。採用の基準は面接が始まる前に書いて固め、職務に関係ないことを書く余地は残しません。AI は職務の要件から数分で下書きを作り、採用の責任者が確かめます。

要点

  • 答えで確かめられる評価項目を 4〜6 つ。
  • 1〜4 の基準を、答えの中身で書く。
  • 面接のすぐあと 1 人で、根拠つきで評価する。
  • 採用の基準は最初の面接の前に固める。

評価表に入れるもの

  1. 評価項目:4〜6 つ。どれも職務の成果か必須の要件から。それぞれに担当の面接官を 1 人。
  2. 基準:1 不十分、2 ぎりぎり、3 十分、4 卓越。どれも答えの中身で書く。3 がこの職の水準。
  3. 根拠の欄:した質問、候補者が言ったこと、評価。根拠のない評価は数えない。
  4. 評価のルール:1 人で、面接のすぐあとに、話し合いの前に。「評価なし」はあってよく、1 ではない。
  5. 採用の基準:最初の面接の前に書いて固める。
  6. 職務に関係することだけ:本籍・出生地、家族、住まい、宗教、支持政党、思想、健康、容姿を書く欄は作らない。

例

架空の例です。30 人の会社が業務のコーディネーターを採用します。採用の責任者が職務の要件を AI に渡し、面接官 1 人に 1 つずつ、5 つの評価項目の下書きを受け取りました。そのうちの 1 つ:

締め切りがぶつかったときに優先順位をつける(必須)

質問:「2 つの締め切りがぶつかった週のことを教えてください。どうしましたか」
1 不十分:例がない、または「残業して終わらせた」だけ。
2 ぎりぎり:例はあるが選択をしていない。両方遅れた、またはどちらも相談していない。
3 十分:何と何を比べたかを挙げ、何をやめるか後ろにずらしたかとその理由、結果を話す。
4 卓越:3 のすべてに加え、締め切りの前に影響を受ける人に伝え、くり返さないように何かを変えた。
根拠:[候補者が言ったこと] · 評価:[1〜4 か 評価なし]

最初の面接の前に固めた採用の基準:すべての面接を通して必須の評価項目がすべて 3 以上で、1 がどこにもなく、4 が 1 つ以上なら採用。必須の項目に 2 があれば、話し合いでそれを解消する根拠が示されない限り不採用。責任者は、下書きにあった「社風に合う」を消しました。だれも答えで確かめられる定義がなかったからです。

採用チームに広げる

  1. 評価表は職務の要件から作る。去年の面接の質問からは作らない。
  2. 面接の前に、面接官それぞれに担当の評価項目と質問を渡す。
  3. 話し合いが始まる前に全員の評価を集め、いちばん大きな食い違いから話す。
  4. 基準は固めたまま:変えるなら次の募集で。選考の途中では変えない。
  5. 評価表のスキルを共有し、どの採用の責任者の AI も同じように下書きするようにする。

この記事は日本の厚生労働省の考え方で書いています。候補者の個人情報を AI に入れる前に、個人情報保護委員会の注意喚起にあるとおり、応答の出力以外に使われないことを確かめます。米国の EEOC のルールは、このページの英語版で扱っています。

次の一歩:採用のほかのスキル

評価表は、採用チームが使う 5 つのスキルの 1 つです。職務の要件の聞き取りから照会までのほかのスキルは採用で使う Claude スキルで。質問そのものは面接の質問を AI で作るで説明しています。

このテーマに使えるスキル

スキルをすべて見る

よくある質問

面接の評価表とは?

面接官全員が候補者を評価する 1 枚の表です。職務からの 4〜6 の評価項目、それぞれのレベルを答えの中身で書いた 1〜4 の尺度、候補者が言ったことを書く欄、採用の基準。最初の面接の前に作れば、チームが同じ根拠で候補者を比べられます。

面接官は評価の前に話し合うべき?

いいえ。カナダ公務委員会は、各面接のすぐあとに面接官がそれぞれ評価し、そのあとでグループとして合意するよう勧めています。先に 1 人で評価すれば、声の大きい 1 人が全員の点数を決めることを防げます。

評価表を AI に作らせていい?

職務の要件から下書きさせられます。答えで確かめられる評価項目、レベルごとの基準、根拠の欄、採用の基準。採用の責任者が、どの評価項目も職務と照らし、最初の面接の前に基準を固めます。

AI スキル

AI に、面接の評価シートを作らせる

このスキルを AI Skill Pod に入れれば、チーム全員が自分の Claude、Cursor、ChatGPT(Pro・Business・Enterprise)で使えます。招待リンク 1 つで共有でき、無料で始められます。「構造化面接の評価シート」スキルで、最初の面接の前に AI が評価表を作ります。職務からの 4〜6 の評価項目、答えの中身で書いた 1〜4 の基準、根拠の欄、1 人ずつ評価するルール、事前に決めた採用の基準。職務に関係ないことは入れません。

このスキルを AI で使う

14日間無料・カード不要

出典

  1. Google re:Work:A guide to structured interviewing — 同じ職の候補者に同じ質問。共通の評価の基準 (閲覧 2026-11-05)
  2. カナダ公務委員会(PSC):Appointment processes, how to conduct interviews — 各面接のすぐあとに面接官がそれぞれ評価する。グループで合意するほうが妥当性が高い。メモは応募者が言ったことやしたことの記録で、推測や判断ではない (閲覧 2026-11-05)
  3. 厚生労働省:公正な採用選考の基本 — 本人に責任のない事項(本籍・出生地、家族、住宅状況、生活環境・家庭環境)と、本来自由であるべき事項(宗教、支持政党、人生観・生活信条、尊敬する人物、思想、労働組合・社会運動、購読新聞・雑誌・愛読書)の把握に配慮する (閲覧 2026-11-05)
  4. 個人情報保護委員会「生成AIサービスの利用に関する注意喚起等」(2023 年 6 月 2 日) — 個人データを入力する際は、応答の出力以外に使われないことの確認を求める (閲覧 2026-11-05)