ガイド
営業で使える ChatGPT プロンプトと、毎回貼らずに済む保存のしかた
営業担当がいちばん効果を感じるプロンプトは 4 つです。商談前の企業調査、具体的な事実を 1 つ入れた初回メール、ヒアリングの準備、そして商談メモから顧客管理システムの項目への整理。下のものを写して自分の見本を足し、AI が自分で読む場所に保存しましょう。自分の役割と商品はカスタム指示に、1 社の取引先のメモはプロジェクトに、どの取引先でもくり返す作業はスキルに。そうすれば、プロンプトを貼る代わりに「みなと歯科への初回メールを」と頼むだけになります。
要点
- プロンプトは 4 つ:企業調査、初回メール、商談の準備、商談メモ。
- 自分のものにする:自社の商品、返信が来たメール、顧客管理システムの項目。
- 保存先:カスタム指示、取引先ごとのプロジェクト、作業ごとのスキル。
- 送る前に確かめる:事実と名前はすべて。
4 つのプロンプト
1. 企業調査
「わたしは[業種]向けに[商品]を売っています。公開されている情報だけを使って[会社名]を調べてください。わたしたちの商品に関係する事実を 3 つ、それぞれの出どころつきで。それと、商談の最初に聞く質問を 1 つ。見つからないものは、見つからないと書いてください。」
2. 初回メール
「[会社名]の[氏名・役職]さま宛ての初回メールを書いてください。次の調査から、具体的な事実を 1 つ使います:[貼りつけ]。同じような会社のために解決できる課題を 1 つ、負担の小さいお願いを 1 つ。200 字未満で、『突然のご連絡失礼いたします』のような決まり文句は使わない。返信が来たわたしのメールを 2 通貼ります:[貼りつけ]」
3. 商談の準備
「1 時間後に[会社名]との初回の商談があります。下のメモから、聞くべき質問を順番に 5 つ、見込みから外れると判断する答え、デモの約束を取るために確かめることを挙げてください。メモ:[貼りつけ]」
4. 商談メモから記録へ
「この商談メモを、顧客管理システムの項目に整理してください。段階、課題、決裁者、予算、日付つきの次の一手。メモにあることだけを使い、ないものは『不明』と書いてください。メモ:[貼りつけ]」
どこに保存するか
| 内容 | 保存先 | 理由 |
|---|---|---|
| 自分の役割、商品、文章の調子 | カスタム指示(ChatGPT)、プロフィールの設定(Claude) | どのチャットにも当てはまる |
| 1 社の取引先のメモとファイル | その取引先のプロジェクト | その会社についてのチャットが、経緯を知った状態で始まる |
| どの取引先でもくり返す作業 | スキル | その作業を頼んだとき、どのチャットでも読み込まれる |
3 つの置き場所の詳しい違いはカスタム指示・プロジェクト・スキルの使い分けで。
例
架空の例です。整骨院向けの予約システムを売る佐々木さんは、初回メールのプロンプトを週に 20 回ほど貼っていました。そのたびに、返信が来た自分のメール 2 通を探してあとに貼っていたのです。午後のうちに、こう移しました。
- カスタム指示:「整骨院向けの予約システムの営業。短い文。ですます調。」
- 見込みの高い取引先ごとのプロジェクト:調査と商談メモを入れ、フォローの連絡が経緯を知った状態で始まるように。
- 初回メールをスキルに:返信が来たメール 2 通と「具体的な事実を 1 つ、200 字未満」のルールを入れて。
今は「かわせ整骨院の院長への初回メール、調査は下」と打つだけで、いつもの構成と調子のメールが書けます。送る前には、メールの土台になっている 1 つの事実を確かめます。日本では特定電子メール法が広告宣伝メールの送り方を定めているので、営業メールを送るツールの設定もあわせて確認しています。
最初のプロンプトを保存する
- 今週いちばんよく貼ったプロンプトを選ぶ。
- 自分の見本を足す:返信が来たメール 2 通、顧客管理システムの項目、見込みから外す条件。
- 中身を分ける:自分についての行はカスタム指示へ、作業はスキルへ。
- 何も貼らずに実際の取引先 3 社で試す。
- メモにある古いコピーを消す。
次の一歩:営業チーム全員で同じプロンプトを
いちばん良いプロンプトがチームの役に立つのは、全員が同じ版を使ったときだけです。営業チームの AI 活用ルールで、共通の 4 つの仕事と顧客データのルールの決め方を説明しています。これらのプロンプトから作るスキルは営業で使う Claude スキルへ。
このテーマに使えるスキル
- AI 活用プロンプトをスキルにするうまくいったプロンプトを、正しい name、使う場面を書いた description、手順、出力のテンプレート、例、確認項目つきのチームで使い回せるスキルにする。
- 営業コールドメール下調べをもとに、はじめての相手へ短いコールドメールを書く。固有の観察と課題と答えやすい依頼を1つずつ、件名の案を2つ。
- 営業商談ヒアリングの準備見込み客のサイト、LinkedIn、メモから商談ヒアリングの準備シートを1枚にまとめる。仮説、順位つきの8つの質問、見極める項目、危険信号。
- 営業商談メモを CRM 用に整える商談の文字起こしを、CRM に貼れるプレーンテキストの項目(課題、影響、予算、決裁者、時期、次のアクション、ステージ案、リスク)にまとめる。
よくある質問
営業担当に役立つ ChatGPT のプロンプトは?
毎週くり返す作業のためのものです。商談前の企業調査、具体的な事実を 1 つ入れた初回メール、ヒアリングの準備、商談メモから顧客管理システムの項目への整理。どれも、一般的なひな形より自分の見本を入れたほうがうまくいきます。
ChatGPT のプロンプトを毎回貼らずに済ませるには?
どのチャットにも当てはまること(自分の役割、商品、文章の調子)はカスタム指示に、1 社の取引先のメモやファイルはプロジェクトに、どの取引先でもくり返す作業はスキルにします。スキルは、その作業を頼んだときに AI が読み込みます。
顧客管理システムのデータを ChatGPT に貼ってもいい?
ChatGPT Business のように初期設定でデータを学習に使わないプランの会社アカウントで、契約の範囲内だけにします。個人のアカウントには公開されている情報だけを入れます。
AI スキル
AI に、うまくいったプロンプトをチームで使えるスキルにさせる
このスキルを AI Skill Pod に入れれば、チーム全員が自分の Claude、Cursor、ChatGPT(Pro・Business・Enterprise)で使えます。招待リンク 1 つで共有でき、無料で始められます。どれかのプロンプトがうまくいったら、「プロンプトをスキルにする」スキルで AI がそれを自分の見本入りのスキルにします。プロンプトを貼る代わりに「みなと歯科への初回メールを」と頼むだけになります。
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出典
- Claude Docs:Prompting best practices — 背景、見本、明確な指示で結果がよくなる (閲覧 2026-11-05)
- OpenAI ヘルプ:ChatGPT custom instructions — すべてのチャットに適用。検索結果の本文で確認 (閲覧 2026-11-05)
- Claude ヘルプセンター:personalization features — プロフィールの設定はすべてのチャットに適用。検索結果の本文で確認 (閲覧 2026-11-05)
- OpenAI ヘルプ:Projects in ChatGPT — プロジェクトの指示とファイル。検索結果の本文で確認 (閲覧 2026-11-05)
- Claude ヘルプセンター:Using skills in Claude — 全プラン(コード実行をオン) (閲覧 2026-11-05)
- 総務省:迷惑メール対策(特定電子メール法) — 広告宣伝メールの送信に関するルール (閲覧 2026-11-05)