ガイド
仕入先の請求書を AI で確かめてから払う方法
払う前に、仕入先の請求書を ChatGPT や Claude に発注書と照らさせられます。請求書、発注書、納品書や作業の記録、登録済みの振込先を貼り、毎回同じ確認を頼みます。インボイスの記載事項(売手の名称と登録番号、取引年月日、取引内容、税率ごとの合計と税率、税率ごとの消費税額、宛名)がそろっているか。振込先が登録済みのものと同じか。すべての行の数量×単価、小計、税、合計のやり直し。品目、数量、単価が発注と受け取りと合っているか。税率と支払条件が正しいか。二重に請求されていないか。答えは承認か保留かで、理由と、保留を解く行動つきです。振込先の変更はいつも保留にし、すでに知っている番号への電話で確かめます。
要点
- 振込先が最初:変わっていたら保留。
- インボイスの記載事項と、すべての行の計算。
- 発注と受け取りと照らす。
- 承認か保留か、解く行動つき。
そのまま使える頼み方
請求書のチェックの頼み方
「支払いの前に、この請求書を確かめてください。
記載事項:宛名、売手の名称と登録番号、取引年月日、取引内容(軽減税率の対象ならその旨)、税率ごとの合計と税率、税率ごとの消費税額がそろっているか。
振込先:登録済みのものと比べる。違うか、振込先が変わったと書いてあれば保留。
計算:どの行も数量×単価=金額。そのあと小計、値引き、税、合計。計算をすべて見せる。
発注と受け取り:発注にない品目、受け取った量を超える数量、決めた単価より高い単価に印をつける。受け取りの記録がなければそう書く。
税と条件:税率と支払期日が決めたとおりか。二重請求:同じ請求書番号か、60 日以内の同じ金額。
判定:すべて通れば承認。そうでなければ保留とし、理由ごとに解く行動を 1 つ。振込先の結果は別の行に。
請求書、発注書、受け取り、登録済みの振込先:[貼りつけ]」
例
架空の例です。カフェのグループに、コーヒーの仕入先から 10 月分の請求書が届き、添えられたメールには振込先の銀行が変わったとあります。確認の結果:
確認から
振込先:保留。口座番号が登録済みのものと違い、メールに振込先が変わったとある。行動:メールの番号ではなく、契約書にある番号で仕入先に電話する。
記載事項:宛名、売手の名称と登録番号、取引年月日、取引内容(軽減税率の対象である旨)、8% 対象の合計と税率、消費税額がそろっている。登録番号が有効かは国税庁の公表サイトで確かめる。
計算:エスプレッソ豆 40 kg × 2,700 円 = 108,000 円 ✓。牛乳 60 ケース × 3,400 円 = 204,000 円、請求は 221,000 円 ✗(17,000 円多い)。8% 対象の合計の請求 329,000 円、計算し直すと 312,000 円。消費税の請求 26,320 円、計算し直すと 24,960 円。
発注と受け取り:発注書と納品書はどちらも 60 ケース。単価は取り決めどおり。
条件:支払いは 30 日後で、取り決めどおり。二重請求:なし。
判定:保留。1. 振込先の変更を電話で確かめる。2. 牛乳の行を直した請求書を依頼する。
事務の担当が契約書の番号で仕入先に電話すると、仕入先は銀行を変えていませんでした。メールは仕入先からのものではなかったのです。だれも払いませんでした。
人に残ること
- 支払いの承認。確認が言うのは承認か保留かだけ。
- 振込先の変更は、すでに信頼している別の経路で確かめる。
- 計算し直した合計を確かめてから、仕入先に訂正を頼む。
- アカウントを選ぶ:経理のデータには会社のアカウント。個人のプランなら先に学習をオフに。
- 頼み方を保存し、どの請求書も同じ確認にする。
次の一歩:頼み方を保存する
どの請求書にも使う確認は、使い回せる場所に置きます。経理で使える ChatGPT プロンプトと保存先で置き場所を説明しています。社員の経費精算は経費精算を AI で規程と照らし合わせる方法で。
このテーマに使えるスキル
- 業務管理・総務支払い前の請求書チェック取引先の請求書を発注書や見積書と照合する。取引先情報、計算、税、条件、二重請求、振込先口座の変更を見て、承認か保留を返す。
- 財務・経理経費規程チェック経費を規程と1行ずつ照らし合わせる。ルールを引用した OK・要確認・NG の判定、足りない領収書、規程外の金額の合計。
- 財務・経理入金催促メール未入金の請求書の催促メールを、期日前から30日以上の超過まで段階ごとに書く。丁寧だがきっぱりと、請求の内容と支払い方法を冒頭に置く。
- 財務・経理月次決算チェックリスト小さな会社の月次決算チェックリストを作る。照合、未払計上、前受収益、給与、レビューまでを、担当者と月末からの営業日つきで並べる。
よくある質問
請求書のチェックに AI は使える?
人が承認する前の最初の確かめに使えます。仕入先とインボイスの記載事項を照らし、振込先を登録済みのものと比べ、すべての行の計算をやり直し、請求書を発注書と受け取りと照らし、税率、条件、二重請求を確かめ、承認か保留かを理由とともに返します。支払いを承認するのは人です。
請求書のチェックで最初に見るのは?
振込先の変更です。新しい口座番号や、「振込先が変わりました」というメールは、別の経路で確かめるまで保留にします。米国 FBI の注意喚起も、口座の情報の変更は別の経路で確かめるよう勧めています。たとえば、すでに知っている番号に電話します。
インボイスの記載事項も AI に確かめさせられる?
できます。国税庁の概要にある 6 つ(交付を受ける相手の名称、売手の名称と登録番号、取引年月日、取引内容、税率ごとの合計と税率、税率ごとの消費税額等)がそろっているかを挙げさせます。登録番号が有効かは、国税庁の公表サイトで自分で確かめます。
AI スキル
AI に、支払い前に請求書をチェックさせる
このスキルを AI Skill Pod に入れれば、チーム全員が自分の Claude、Cursor、ChatGPT(Pro・Business・Enterprise)で使えます。招待リンク 1 つで共有でき、無料で始められます。「支払い前の請求書チェック」スキルで、AI が請求書を 1 枚ずつ確かめます。仕入先の照合、まず振込先、すべての行の計算、発注と受け取りとの照合、税、条件、二重請求。そのあと承認か保留か、保留ごとに解く 1 つの行動。
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出典
- 国税庁:インボイス制度の概要 — 記載事項:①交付を受ける相手方の氏名または名称、②売手の氏名または名称と登録番号、③取引年月日、④取引内容(軽減税率の対象品目である旨)、⑤10%・8% それぞれの対価の総額と適用税率、⑥それぞれの消費税額等。インボイスがない仕入れや経費は、原則として仕入税額控除ができない (閲覧 2026-11-05)
- 米国 FBI IC3:Business Email Compromise(2024 年 9 月 11 日) — 口座の情報の変更の依頼は、別の経路や二要素認証で確かめる (閲覧 2026-11-05)
- Sage:Three-way matching in accounts payable — 発注書、受け取り、請求書の 3 つを照らす (閲覧 2026-11-04)